ゲージュツ的しつけ

フェレットのしつけが書いたゲージツ的なしつけ術の数々。メール→fererere25@gmail.com

思考スケッチ

秩序が崩壊していく!?ひまわりとたいようについて

ひまわりが太陽に似ている。 この世界には宇宙というのがあり、ぼくらがいる地球というのもそのなかに浮かんでる星と呼ばれる物質の集合体のひとつ、ということになっている。ぼくらが昔そうやって分類した。 太陽もまた宇宙をただよう星のひとつらしい。そ…

たったの三日もあれば世界は変わるけど、世界が変わったことにはだれひとり気づかない

2020 7/6 朝起きると、8:00くらいだったのを覚えている。昨日はたくさん歩き、たくさん食べてから催眠誘導を聞いて、解催眠を聞かずにそのまま寝ついたのでずいぶんと深く眠ることができた。睡眠時間は少ないもののすっきりと目覚めることができて、僕はど…

水星は、みかづき町に擬態する

2020 6/29 何時に目が覚めたか覚えていない。昨日は眠れなくて、4:30ごろに寝ついたように記憶している。 二限の後半にレッスンがあるので、9:00には駅に行かなくてはいけない。7:30に起きようとして、7:45に起きる。朝の15分は大きい。この大きいって言葉は…

煩悩のひと

「空(ソラ)とはなんでしょう?」 という問いかけに見えた。お昼の眠りから覚めた僕の目に入ってきたスマートフォンのホームページのタイトル。 ほんとうは「空(クウ)とはなんでしょう?」というページだった。空(クウ)とは仏教の用語のことだ。 クウソクゼシ…

記憶の中の深い海

ぼくはある部分はとても成長していて、ある部分は非常に幼い。 始めたばかりなのに上手くいくこともあれば、いつまで経ってもできないことがある。 多くの人がそうであるように、ある時は優しく寛容で、慈悲深い。ある時は怒り、悲しみ、絶望する。 基本的…

身体に重なるすべての時間と、タネを撒く人

終わった幸福もいつだって思い出せるし、いつだってまた感じることができる。幼年期の幸福な時間を、思春期の何故かわからない全能感を。ぼくらの身体か脳か筋肉か魂が覚えていて、いつだってまた感じることができる。 それは終わった幸福だけど終わった幸福…

仏教とエクストリームスポーツと羽生善治。必殺技!無我の境地について

https://twitter.com/masayachiba/status/1254266546706210816?s=21 人文的な書き物や文学において全てを説明しようとしている文章が軽く見られるのは、俺が俺がという自意識過剰で、エゴイスティックだからである。理数系の文章が全面的な明晰さを目指して…

実験動物の妄想についての1000文字レポート

一人だけ取り残されたような気持ちがしている。時の流れは早く、それはぼくの思考よりずっと早い。ぼくの成長よりずっと早い。 本を読んでいると、その本について色々解説とかが書いてあったりする。友人と話したり、ネットで検索すれば様々な感想が返ってく…

生きてるみたいに

文庫本をめくる左手の抱える紙の束が薄くなっていくにつれて僕は興奮していった。自分の喜びが目的の達成ーーしかも、物理的な目的、ただただ読み終えるというその一点のみに集中している事実が、なんとも悲しい。 きっとこの文章の束を読んで何か得たり、何…

ハグれモノ行進曲。

日記を書いてみることにした。日記は毎日続いているし、毎日続きを記録することが長編を書く練習になるっていう文章を読んで、それはすごいと納得したから。 2020 3/29 曇りのち雪のち雨。昨日は17度くらいあった気温が今日は4度。雪が降った。明日は13度に…

世界の色

小さな時に感じていた、ここがここじゃない感じ。なぜここに生きているのか分からない感じ。ここが夢なのかもしれない、だとしたらこの夢を見ている人間はまた誰かの夢かもしれない。夢のまた夢のまた夢の中で、どこが現実か分からなくなる。僕は目覚めるこ…

太陽が落ちるまで

うまく行くべきところはうまく行っている。岸を飛び立とうとしている鳥は上手に助走をつけたし、棒高跳びの選手はテレビの中で世界記録を打ち立てた。僕だって、寝たり食べたりは上手だ。履歴書の趣味・特技の欄に書くことがなくたって、できることはたくさ…

さかな的な船の使い方

<魚の住処と船> <ランプ職人的存在論> <魚の住処と船> 結合してる水のひと粒ひと粒が肌にぶつかるのを感じる。塩分濃度の高い海の、揺れの中でひたすら日光に当たっている。海面で遮蔽された光はゆらゆらと不安定に揺れて、いつだか冷たい海で見た幻影にそっ…

母を盗まれる

人との関わり方がわからない。 高校生の時、チェコからの留学生がホームステイで家にやってきたときの話だ。 俺と彼とはあんまりうまくやれなかった。俺は名前を間違えたし、彼は俺を「ゲイ・ボーイ」と呼んだ。まあそれは仕方のないことだ。人は合う、合わ…